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愛と青春の旅だちの感想 不朽の名作はやっぱり不朽の名作だった

伊集院光の週末これ借りよう 前編 伊集院光の週末これ借りよう 後編

 伊集院光の週末これ借りようでテリー伊藤さんがお勧めしていた
愛と青春の旅だちを何気なくレンタルしてみてみたのですが、私が
なんとなく思い浮かべていたアマーイ青春映画ではなく、いろんな
環境で生まれ育った男女の様々な想いをとても上手に切り取った
青春映画になっており、これは名作認定されるよねと素直に思える
素晴らしい映画でした。

 どこが素晴らしいのかというと、必要以上に説明していない所です。
7割ぐらいしか説明していないのに、きちんと残り3割も観客に伝わる
ように複線を入れてくれているので、よくある日本のツマラナイ映画
みたいな、感動シーンの押し売りで冷めてしまう事がまったくありません。

 残り3割の部分も、いろんな登場人物がでてくるので、見る人の今までの
人生経験や見た時の心情によって、どこが心に刺さるのかが変わるように
なっているので、伊集院光の週末これ借りようで感想を話していた時も
見る人によってポイントが全然違っていてとても面白かったです。

 私が刺さったシーンは、やっぱり主人公であるザックが規則を破った罰
として、鬼教官から、ぼろ糞にしごかれまくった最後に、鬼教官から
「どうして海軍士官養成学校を辞めないんだ。」と問われた時に、ザックが
「ここしか居場所がないんだ。」と心の奥底に沈ませていた気持ちを吐露
したシーンです。
 所々で主人公の悲惨な生い立ちは語られるけど、それに対してのザックの
気持ちはほとんど語られていなかったのが、このシーンで爆発する分より
深く感動させられるシーンになっています。

 普段はアニメを多く見ているので、アメリカの映画だとセックスシーンが
すぐにでてくるのもカルチャーショックを感じます。セックスも、ただ愛している
からセックスするだけでなく、男女ともに打算的な計算でセックスをしていた
はずなのに、徐々に気持ちがすれ違っていく様を描く事によって、よくある
どちらか一方を悪者にするのではなく、男女の生き方の違いを描いているのも
すごいなぁと思いました。

 今は体罰による生徒の自殺が大問題になっているので、鬼教官のしばきシーン
にも注目せざるを得ないです。この鬼教官の描き方も上手でね、日本のくさい
映画だと、最後の最後に鬼の目にも涙のように、わかり易い和解シーンを入れると
思うんだけど、愛と青春の旅だちは、そうじゃないんだよね。たった1箇所だけ
鬼教官の鬼の面が外れるシーンと最後にザックが受けた罵詈雑言と同じ内容の
罵詈雑言を新しく入学してきた生徒にも浴びせかけているシーンだけで、
わざわざ言葉にせずとも鬼教官の真意がザックにもそして観客にも伝わるように
作られています。

 ラスト辺りの、某シーンで普通なら分かりやすい和解シーンをいれると思う
のだけど、そこでも鬼教官のままなんだよね。

 体罰顧問は土下座した…涙して擁護するOBもいる桜宮バスケ部顧問の「素顔」

 いくら土下座しようが、「体罰は愛情の裏返し」と釈明しようが、その愛情が
自殺してしまった生徒に伝わらない限りは、ただの体罰でしかないからね。
 この辺りの、教育とは何かという事も短い時間できちんと描かれています。

 いろんな人が登場するけれど、全ての人に今までの人生が透けて見えるような
作りになっているので、この映画を見た人と、どのシーンにグッと来たのか
話し合いたいと思える素晴らしい1本です。

 名作がゆえに、逆に興味が沸かなかったけど、ラジオでたまたま紹介された
事がきっかけで、こんなにも素晴らしい名画に出合えて非常に良かったです。
 愛と青春の旅だちの私の点数は、95点です。
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